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■ 腰痛の種類と対処
腰痛は運動器疾患の中で一番多く鍼灸治療が一番適しています。
しかし、全身状態や痛みも重要です。一睡も出来ないほど痛んだり、痛みが出てから痩せたと言う場合はすぐ専門家に診てもらってください。
どのタイプの腰痛ですか?
- 過労による腰痛
腰痛の中で最も多いのはギックリ腰といわれるものである。これは重いものを持ち上げようとして腰の筋肉を傷めるもの。患者さんの中には歯を磨いていたとき、クシャミをしただけで動けなくなった人、いすから立ち上がろうとしただけで痛めた人もいます。この原因の根本は,腰に疲労をためていたということです。
- 風邪による腰痛
風引きに伴うものですが、腰痛だけが突然起こることは余りありません、はじめに頭痛や咳のかぜの症状があって二、三日後に腰の痛みが起こってくるのが普通です。時には発熱を伴うものもあります。
- 寒邪に因る腰痛
気候の変化や寒冷地(寒いところでの作業)によって起こるもの。
最近はクーラーによる冷えによって夏多く見られています、下半身を冷やさないように注意。また、毎年暮れの押しつまった二十五日から年末新年にかけての腰痛が見られます、これはほとんどの人が過労の上に冷えが重なった腰痛です。痛みがひどく出ます、寝返りのとき痛みが出たり前屈が出来なくなります。
- 湿邪による腰痛
湿度の多いところでの仕事などで起こります。
■ 腰痛になったら次のことに注意!!
- 素人の按摩は必ず悪化するので家では何もしないで、楽な姿勢で安静。
一睡も出来ない痛みのときは、専門病院で診てもらってください。
- お風呂で温めない。お風呂で温めるとその時は気持ちがいいですがあとで冷えて悪化します。
- お酒を飲まない。後で悪化します。お風呂と同じ理由です。
- 冷湿布は良くありません。
- 寝床に注意しましょう。マットレスのようなフワフワする布団や硬すぎるベットは良くありません。
- 日頃から腰痛体操をしましょう。
- 足・腰を冷やさないように注意しましょう。痛みが出たら専門家に診てもらって下さい。
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